100人の保護者に聞いた!保育園に子どもを通わせるママの不満特集

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保育園は、働くママにとって心強い味方。子どもを安心して預けられる場所があるからこそ、仕事や家事、日々の生活が成り立っています。


けれどその一方で、保育園の対応に「正直ちょっとしんどい…」「これって私だけ?」そんな小さな不満やモヤモヤを抱えているママも少なくありません。


この記事では、保育園に子どもを通わせるママたちの“なかなか表に出しづらい本音”にフォーカスします。

あや先生

この記事は、保育士さんにとっても「保護者はこんな不満を持っているんだ」と気付き参考になるはずですよ。

目次

100人のママに「保育園への不満」を聞きました!

保育園に子どもを預ける保護者のイメージ

アンケートの概要

2024年4月、クラウドソーシングサービス「CrowdWorks」を通じて、現在保育園に子どもを通わせているママ100人にアンケート(選択式+自由記述)を実施しました。


質問は大きく以下の3つの項目で構成しました。

・保育士に対して感じている不満の種類(選択式 複数回答可)
・具体的なエピソード(自由記述)
・不満に対して「どうしてほしかったか」や「言われてモヤモヤした言葉」(自由記述)

このアンケートからわかること

アンケートには、以下のような不満が多く挙げられました。

保護者

・子どもへの対応に差があるように感じる
・連絡や情報共有が十分ではない

保護者

・態度や言葉づかいに配慮が足りない
・保育の質や安全面への不安



どれも日常的に関わる部分であり、積み重なると大きなストレスにつながるテーマでした。


また自由記述を読み込むと、ママたちの気持ちの繊細さが浮き彫りになりました…!早速詳細を見ていきましょう。

不満だらけ…保護者からの回答

保育園に対する不満に関する調査結果



アンケートでは、100人のママからさまざまな「保育園に対する不満」が寄せられました

不満の種類別の集計

まず大きな分類として、不満の種類を多い順に整理しました。

・子どもへの接し方:38件(全体の約4割)

 主に叱り方や態度の違いに関する声が多く、公平に見てもらえているかどうかが大きな関心事でした。

・保護者への対応:34件(約3割強)

 連絡不足や言葉の選び方に関する不満が中心で、説明が簡潔すぎることへの不安が目立ちました。

・その他(園の運営や方針など):24件(約2割強)

 行事の準備負担や園庭の狭さなど、施設や運営全体に関わるストレスが含まれています。

 

クラス別に見た不満の種類

年齢や発達段階によって、不満の内容は異なりました。

3歳未満児(0〜2歳児)クラス

3歳未満児(0〜2歳児)クラスの不満




子どもへの接し方と保護者への接し方について不満に思っている方が多いようです。


また「離乳食の進め方が分からない」「おむつ替えが少ない気がする」など、健康やケアに直結する不安も多く寄せられました。

3歳以上児(年少〜年長)クラス

3歳以上児(年少〜年長)クラスの結果



3歳未満児クラスのママと比べて、保育内容やそのほかについて不満に思っている傾向でした。


具体的には「園庭が狭く安全が心配」「行事の準備が保護者負担になっている」など、行事や環境、安全面に不満がシフトする様子が見られます。


このように低年齢では“命と健康”、年長児では“安全と経験”に重きが置かれることがよく分かりますね

ママの年代別の不満の種類

年齢別のアンケート結果



ママの年齢によっても、不満の内容や視点には違いが見られました。

20代ママ

不満の種類としては、子どもへの接し方と回答する人が多い結果に。


一方で「若いからか軽く見られている気がする」「LINE連絡がほしい」など、連絡方法や扱われ方への不満が目立ちました。


経験が比較的浅いぶん、先生との距離感や情報共有の仕方に敏感な傾向が強いようです。

保育士

LINE連絡かぁ…。

30代ママ

「仲の良い保護者の子どもばかり贔屓されている」「先生によって態度が違いすぎる」など、公平性に関する声が多く挙がりました。


子どもの成長段階を意識する時期だからこそ「平等に見てほしい」という思いが強くなると考えられます。

保護者

アピール下手なわが子とのコミュニケーションが少ないような…。

40代ママ

「園庭が狭く子どもが伸び伸びできない」「方針変更が急すぎてついていけない」など、施設や運営への不安が中心でした。


生活や仕事経験が豊富な世代だからこそ、園全体の体制や環境整備を重視する傾向が見られます

保護者

保育士さんに言っても仕方ないんですけどね…。

ママが抱える不満・悩みにはどんな傾向がある?

不満を持っている保護者のイメージ

アンケートの自由記述を読み込むと、数値では見えないリアルな感情が浮かび上がってきます。

子どもへの接し方に関するモヤモヤ

「愛想のある子とそうでない子で対応に差があるように見えてつらい」

「強い口調で叱られているのを見て不安になった。家で“先生が怖い”と言うようになった」

「担任によって子どもの表情が全然違う。伸び伸びできる日と萎縮している日がある」

「“もう2歳なのに言葉が出ないね”と言われてショックだった」



公平性や言葉づかいへの不安は、どの年齢層からも多く挙がりました。

「子どもの気持ちに寄り添ってできるだけ優しい言葉で接してほしい」「叱るときも理由を説明してほしい」といった要望が多く、単に厳しさをなくすのではなく“理解しながら指導してほしい”という願いが伝わってきました。

保護者への対応で感じるモヤモヤ

「迎えのとき“今日は機嫌悪かったです”とだけ言われ、何があったか分からない」

「延長保育をお願いしたら“他の子は延長していませんよ”と言われ、責められているように感じた」

「“お母さんが甘いから”と指摘され、自分の育児を否定された気持ちになった」

「子どもが噛まれたとき、“よくあることです”と片付けられて納得できなかった」



説明不足や不用意な一言は、ママの不信感や罪悪感を強める結果になりやすいことが見て取れます。

「簡単でもいいから、その日の出来事を具体的に伝えてほしい」「“よくあること”で片付けずに謝罪や対応策を説明してほしい」「否定するのではなく“こうしたら良いかもしれません”とアドバイスが欲しい」など、情報共有や言葉の選び方を改善してほしいという声が中心でした。

園の運営や方針へのモヤモヤ

「迎えの時間、子どもがテレビを見ていて先生は雑談。放置されているようで不安になった」

「年度末の持ち物連絡が直前すぎて、働く親には準備が大変すぎる」

「園だよりの変更が当日で届き、急きょ会社を早退することになった」



園全体の姿勢に対しても「配慮が足りない」と感じる声が少なくありません

「連絡はもっと余裕を持って知らせてほしい」「変更や注意点は事前にプリントやアプリで共有してほしい」といった要望が集まりました。



保育園に寄せられるクレームの種類

保育園のイメージ

保育園には、日々さまざまなクレームや要望が寄せられます。


背景には「大切な子どもを安心して預けたい」という保護者の強い思いがありますが、園にとっては対応が難しいものも少なくありません


大きく分けると次の4つに整理できます。

保育園の施設について

設備や環境への不満は最も多いジャンルです。

・園庭が狭くて思い切り遊べない
・片付けができておらず不衛生
・冷暖房が効かず夏や冬が不安
・建物が古く安全面が心配



遊具や清掃状況への指摘もあり、園全体の印象に直結します。

日々の保育内容について

保育そのものに対するクレームも少なくありません。

・外遊びが少なくテレビやDVDに頼りすぎている
・行事が多すぎて保護者の負担が大きい
・咳や鼻水くらいですぐに呼び出される
・保育園の給食が少ない
・持ち物や服装など決まりが細かすぎる



また、アレルギー対応や食事の栄養バランスへの不安も見られます。

保育士の対応について

個々の保育士への不満も目立ちます。

・先生によって言っていることが違う
・言葉づかいがきつい
・荷物の取り違えや報告不足があった
・忙しそうで相談できない
・目が合っても挨拶してくれない


小さな行き違いでも、積み重なると不信感に発展します。


なかには「担任を変えてほしい」という強い要望に至るケースもあります

その他の要望について

最後に、園の方針とは相容れないような要望もあります。

・行事の日程を家庭の都合で変えてほしい
・夜泣きするから昼寝をやめてほしい
・洗濯やおむつの管理も全部園でしてほしい
・子どもの様子を動画で送ってほしい



園として対応が難しく、理不尽なクレームと感じられることもあります。


このようなクレームは裏を返せば「子どもをもっと安心して預けたい」という願いの表れであり、園がどう受け止めるかが信頼を大きく左右します

あや先生

その要望にどのような背景があるか理解しようとする姿勢は大切ですよね。

保護者が保育園に不満をぶつけない理由

子どもを大切に思う保護者のイメージ

保育士さんに不満や疑問をそのまま伝えることは、決して悪いことではありません。


しかし、実際には多くのママがためらってしまいます。その理由を整理すると、次のような背景が見えてきます。

自分が間違っているかもしれないから

「忙しい中で頑張ってくれているのに、私が気にしすぎなのでは?」と自己否定をしてしまったり、子どもを見てくれている大事な相手だからこそ遠慮してしまうママも多いです。

保育士同士で悪口を言われそうだから

「クレームを入れると陰で言われるのでは…」「一度注意したら担任に嫌われそうで」といった結果が怖いという不安があり、言い出せない人もいます。

子どもに対して不利益がありそうだから

「不満を言ったことで子どもが冷遇されないか心配」「子どもが気に入られてほしいから強く言えない」という声も目立ちました。

保護者

うるさい親って思われて子どもに冷たくされないか、それが心配で言いたいことも我慢しているの…。


迷ったときは市町村の子育て支援課や「保育コンシェルジュ」と呼ばれる専門窓口へ!保護者の不安や疑問を客観的に整理し、必要に応じて園への橋渡しをしてくれます。直接先生に言いにくい内容でも、外部の相談先を知っているだけで気持ちが軽くなり、冷静に対応策を考えるきっかけになります。

【保護者】不満はどのように伝えるべき?

にこやかに会話する保護者と保育士のイメージ

さらにアンケートを読み込むと「園にどこまで相談すべきか分からない」「トラブルになったらどうしよう」という声も少なくありません。


言葉に出さないと伝わらないけれど、でも言いづらい……そんなママたちのために、伝え方の工夫をお伝えします。

感情的にならず冷静に

ママの中には「“今日こんなことがあって気になった”と淡々と伝えるようにしている」といった対応をされている方もいらっしゃるようです。


「今日はちょっと気になっていることがあるんです…」と声を添え、まずは気持ちをやわらかく伝える工夫があると良いですね。

事実を具体的に

「昨日のお迎え時にこういう対応があった」というように、曖昧ではなく事実を伝えると理解されやすいです。


伝える前に一度メモに書き出して整理するのも客観視できておすすめです。

一緒に考えたいスタンスで

そして最後に「一緒に考えてもらえると助かります」と提案型で締めくくると、建設的な会話になり保育士さんも前向きになりやすいはずです。


わが子のことなので前のめりになってしまう気持ちもよく分かりますが、そんな時こそ冷静に前向きに対応することが大事になってきます。

【保育士】不満にどのように対応すべき?

保育士同士で情報共有するイメージ

保育士さんへの不満は決して「大きな不信感」から生まれているわけではなく、日々の小さなすれ違いや「ちょっとした不安」の積み重ねであることがわかります。


そんな不満に対して保育園側にもぜひ意識してほしいポイントがあります。

受け止める姿勢を見せる

「ちゃんと聞いてもらえた」という安心を与えることが大切です。表情や言葉で、こちらが理解したいと向き合っている姿勢を見せましょう

園全体で情報を共有

「園長先生が同席して説明してくれたことで安心できた」といったママもいるようです。個人だけで抱え込まず、チームで共有することがトラブル防止につながります

小さな改善から提示する

すぐにできることを一つでも実行することで「聞いてもらえた」という安心感が生まれます


「きちんと謝って、翌日から小さな改善をしてくれた。それだけで気持ちが楽になった」といった声があるように、少しの対応でママたちは安心感を感じることができます。

あや先生

保護者のこうした声を共有し一緒に改善することは、保育園と保護者のより良い関係づくりにつながるはずです。保育士さんにとっても、保護者が安心して子どもを預けられる環境を整えるヒントになるでしょう。

まとめ

100人のママの声を通して浮かび上がったのは、“誰もが感じる小さな違和感”が、ひとりひとりの心に積もっていること。


そしてその不満の裏には「保育園への信頼と子どもを大切に思う気持ち」があることでした。


不満という形で表れる声は、実は保育園にとっても大切な気づき。保護者が安心して預けられる環境を整えることは、子どもにとっても安心・安全な保育につながります。


保護者と保育士が互いに歩み寄り、思いを受け止め合える関係が築ければ、日々の小さな「モヤっ」も少しずつ解消されトラブルの防止にもつながります。


安心して通える場所であるために、言葉に出しづらい“ちょっとした本音”がちゃんと届くような、そんな優しい関係性を積み重ねていきたいですね。



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