専業主婦とワーママは結局合わない?イライラ価値観の違うママ友との付き合い方

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同じような学力、同じような夢を持つ人が自然に集まる高校・大学時代とは異なり、「ママ」になった途端に変化する人間関係

ただ子どもが同じ世代、ただご近所に住んでいるだけで、ママ同士がつながりを持つことになります。そのため、価値観に違いが出るのも当たり前。

「専業主婦のママ友と話が通じない」「忙しいアピールを聞くとイライラする」そんな気持ちになったことはありませんか?

働く母として毎日バタバタしていると、専業主婦の生活はまるで別世界に見えることがありますよね。

「働いてないくせに大変って言われても共感できない」「価値観が違いすぎて嫉妬に近い感情になる」こうした気持ちを抱えるのは、あなただけではありません。

この記事では、フルタイムで働く私自身の経験を交えながら、専業主婦とワーママが合わないと感じる理由を整理していきます。

同じ母でも立場が違えば見える景色も違う。だからこそ、歩み寄るためのヒントを一緒に探してみましょう。

この記事のポイント
・自分とは違う相手の大変さを理解するのは難しい
・抱えられるキャパは人それぞれ違う
・踏み込みすぎずいい距離感を保つことが大切

目次

専業主婦とワーママそれぞれの立場と特徴

専業主婦とワーママ、それぞれの立場で違った特徴があります。それぞれの生活を私の身近な事例で紹介します。

専業主婦Aさんの事例

専業主婦Aさん
夫が激務のため、働きに出ることは考えていない。自分の母親も専業主婦だったため、家庭のことは当たり前に自分がするものだと思っている。家をいつもきれいに保ち、おやつを手作りすることもある。

体調を崩しやすい夫や子どものため、食事面にはかなり気を遣っている。インスタントやファストフードは控えて、栄養を意識した食事作りに時間がかかる。ときには足が悪い義母のお手伝いに行くこともあり、子育てや家事でバタバタしている。

外から見れば夫の稼ぎで暮らし、趣味のお菓子作りを楽しむ時間に余裕のある専業主婦さん。しかし、実際は手を抜けない栄養管理や義実家のお手伝いと合わせて、子育てに疲弊している。
ワーママ

丁寧な暮らしをしているみたいで、時間があってうらやましい!「大変」というけれど、仕事・家事・育児の3つをこなす私と比べないで欲しいわ。

ワーママBさんの事例

ワーママBさん
夫は給料が低く、共働きは必須。アパレル関係で働いていることもあり、身につけるものにも気を配る。近くに頼れる人もおらず、まだまだ小さいうちから子どもを保育園に預けている。職場に無理を言ってなんとか定時に上がらせてもらい、子どものお迎えから寝かしつけは記憶がないくらい怒濤の時間。

家は散らかっているし、後ろめたさを感じながらも惣菜や宅配に頼ることもある。常に時間に追われ「もっと子どもとゆっくりしたいのに」「夫がもっと家事を手伝ってくれたら」などと不満が絶えない。

外から見れば高収入でオシャレにお金をかけ、自分の世界を大切にしている兼業主婦さん。しかし、実際は頼れる人もおらず、まともに食事を作る時間もないし家は散らかり放題、常に時間に追われて疲弊している。
専業主婦

外に出て好きな仕事して好きな服を着て…自由にしているのがうらやましいわ。求められる家事のレベルが高いし、お給料も出ないのにあちこちから頼られる私の方が大変。



AさんもBさんも、自分の立場で一生懸命できることをしています。ただ、外からは「食事に手をかけなければならない理由」や「オシャレに着飾る理由」は分からないもの。

「専業主婦だから時間がある」「ワーママだからお金がある」というような先入観から、自分の足りないものと比べて相手のことを認められなくなっている可能性があります。

事例ではAさん・Bさんを取り巻く環境を描きましたが、人それぞれ抱えているものの大変さは異なります。

  • 子どもが育てにくく手がかかる
  • 夫が借金をしていて働くしかない
  • 妊活をしていて働きに出られない
  • やめたくても人手不足で退職できない

その事情が見えない分、専業主婦とワーママのすでにあるイメージで人となりを想像してしまいます。もちろんこれはあくまで一例です。

イライラする!合わないと感じやすいポイント

それぞれが抱える背景は置いておいて、そもそも専業主婦とワーママでは、暮らしている環境が異なるため「合わない」と感じるポイントがたくさんあります

時間の使い方の違い

専業主婦

掃除や買い物は午前中に済ませるわ。子どもは幼稚園だから帰りが早くって。その代わり、いっしょにおやつを作ったり公園に行ったりできるの。でも子どもの相手をしながら家事をするのは大変!

ワーママ

朝なんとか子どもを送り届けたら、自分だけの仕事の時間。お迎え要請が心配だけど仕事は楽しいわ。ただ、帰ったあとは寝かしつけまでとにかくバタバタ。買い物に行く時間もないくらいよ。

上記のように、時間の使い方に違いがあります。ポイントは、子どもを預けている時間に何ができるか。専業主婦は預ける時間は短いものの、うまく調整すれば習い事に通うこともできます。

しかし、ワーママは仕事です。仕事が好きなら問題ありませんが、仕方なく働いているとなると「専業主婦は働いていないくせに何が忙しいの?何が大変なの?」とイライラすることがありますよね。


経済的な価値観の違い

専業主婦

金銭的な余裕はないから、少しでも節約ができるように心がけているわ。手作りできるものはするし、子どもも小さいからオシャレも我慢かな。

ワーママ

毎日忙しく働いているからこそ、自分にご褒美を与えなくちゃやってられない。家事も全然回らないから便利家電や家事代行、宅食サービスなど頼れるものは頼る!

ワーママは「働いているからこそ、便利家電や外食に頼るのも仕方ない」と考えがちです。少しでも効率化しなければ、生活が回らないからです。

しかし専業主婦からすると「自分ですればお金がかからないのに」という印象に。お金の使い方でどこに焦点を当てるかが違うだけなのですが、自分との違いにイライラしてしまう原因となってしまいます。

子育て方針の違い

専業主婦

子どもとはできるだけいっしょにいてあげたい。今しかない成長をこの目で見てあげたいし…あまり習い事もさせてあげられないけど、私が教えてあげられるものもあるから!

ワーママ

早く保育園に入れないと、待機児童になって仕事を続けられないから。いっしょにいたいけど、子どもの教育費もしっかり貯めたい。将来のために、今働かなくちゃね。

子育ての考え方も、専業主婦とワーママでは違います。専業主婦は「できるだけ一緒にいて、子どもを見守る」ことを大事にする人が多いです。

その姿勢は素晴らしいのですが、ワーママにとっては「現実的に無理」と感じる部分でもあります。専業主婦のママ友に嫉妬してしまうこともあるでしょう。その違いが誤解を生んで嫉妬や焦りを感じることもあります


承認欲求の違い

専業主婦

どれだけ家事を丁寧にしても、認めてもらえないことの方が多いわ。でも、子どもの成長とか暮らしぶりを評価されるとうれしい。

ワーママ

仕事で成果を出したり、褒められたりすることがうれしい!家事や育児でできていないことも多いけど、認められるとがんばれる。

誰もが承認欲求を持っており、認められることが頑張る活力になります。しかし、認められたいがあまり「私はこんなに大変」というアピールばかりしていると、嫉妬や反発心を抱いてしまうことも

承認欲求の方向性が違うだけなのに、お互いを比べてしまうとイライラや嫉妬の原因になってしまうのです。

価値観の違うママ友とどう付き合う?

専業主婦とワーママでは、日々の過ごし方が全く違います。それでも付き合いがある場合、ストレスを溜めないように接していきたいですよね。

相手の立場を知ろうとする

まず大切なのは「相手には相手の事情がある」と、意識することです。働きたくても働けない、働きたくないのに辞められない。

専業主婦のママ友は、一見余裕があるように見えても、社会とのつながりが薄いことに悩んでいるかもしれません。相手の立場を想像するだけで「話が通じない」と感じたときのイライラが少し和らぎます

競わず嫉妬せず関わる

ママ友との関係で一番つらいのは、比べてしまうことです。「働いてないくせに偉そうに言われた」「私は頑張っているのに認めてもらえない」こうした気持ちが嫉妬や反発心を強くします。

でも実際には、誰もが自分なりに頑張っているのです。お互いを競う相手ではなく「違う生き方をしている人」ととらえるだけで、心が軽くなります。

共通の話題のみ話す

価値観が合わない相手と、無理に深く付き合う必要はありません。園や子どもの行事、天気や季節の話題など、共通する部分だけを選んで会話すれば十分です。

「それ以上は踏み込まない」と決めておくだけで、ママ友との関わりはぐっと楽になります。会話を広げすぎないことで、イライラや無駄な嫉妬を防げます。

まとめ

専業主婦とワーママは、立場や環境の違いから合わないと感じることがあります。それぞれにズレがあり「なんかムカつく」と心の中でつぶやいてしまうこともあるでしょう。

でもそれはどちらが良い、ではなくただ環境が違うだけ。相手を変えようとせず、「そういう考え方もある」と受け止めるだけでイライラは軽くなります。

嫉妬や比較に振り回されるのではなく、自分の家庭と子どもの幸せを軸にすること。それこそが、ママ友付き合いを無理なく続ける一番の方法です。合わない相手と無理に分かり合わなくても、歩み寄れるところだけを大切にしていきましょう。

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