仕事・家事・育児に追われる毎日で「時間が足りない!」と感じているワーママは少なくありません。
朝はバタバタと家族を送り出し、仕事に集中したいのに子どものことが気になりソワソワ。帰宅後も夕食の準備からお風呂、寝かしつけまで一気に駆け抜ける日々。
私は常に「あれ?なんか忘れてる?」「今日の予定これだけだよね…?」と、自分の記憶力に自信が持てません。とくに、子どもの歯医者とか。
そこでこの記事では、忙しい毎日を少しでもスムーズに回すための「効果的なスケジュール管理術」をご紹介します。
デジタルツールと手帳をうまく使い分けながら、イライラを減らして心のゆとりを作る方法を見つけていきましょう。
この記事のポイント
・家族はチームとなって予定を共有する
・予定を一括管理することで考えたり探したりする手間を減らす
・ワーママの自分時間はなんとしても確保!

ワーママのスケジュール管理を楽にする3つの鉄則
ワーママが忙しすぎる毎日を駆け抜けるためには、スケジュール管理が欠かせません。まずは基本の3つの鉄則をチェック!
すべての予定をデジタルツールで一元管理
家族それぞれの予定がバラバラに管理されていると「あれ、今日は誰がお迎え?」「習い事の時間を忘れてた!」といったトラブルが起こりがちです。
まずは夫の仕事、自分の仕事、子どもの保育園や学校行事、習い事、病院の予約など、全ての予定を一つのツールで管理することから始めましょう。
もはや、個人的なミーティングや推しのライブ情報なんかも入れてしまう!これでダブルブッキングを防げますね。
ワーママは、家族全員の予定を加味してスケジュールを決める必要があり、シビアな時間管理が求められます。そのため、家族全員の動きが見えるシステムを作ることが重要です。

スマホのカレンダーアプリなら、外出先でもすぐに確認できて急な予定変更にも対応しやすくなりますよ!
家族の予定はリアルタイムで共有
「言った、言わない」のトラブルを防ぐには、予定の共有が欠かせません。
共有カレンダーを使えば、夫が急な残業になったときも、あなたが出張で帰りが遅くなるときも、その場ですぐに共有すればお互いがすぐに把握できます。
また、子どもが「そういえば来週エプロンいるぅ~」なんて言ってきたら、その場でカレンダーに登録!これで忘れ物を防げます。
「前から言ってたじゃん!」といった夫婦のすれ違いを無くしたいご家族。子供の送り迎え分担を共有のカレンダーに登録して忘れないようにしておきたいママやパパにピッタリ。



祖父母に子どもをお願いするときも、共有カレンダーから必要な情報をすぐに伝えられて便利かも!
完璧を目指さない「やらないことリスト」の作成
ワーママの多くが陥りがちなのが、「すべてを完璧にこなそう」とする姿勢です。
しかし時間は限られているため、優先順位をつけて「今日はやらない」ことを決めることも大切です。
・ほどよく手を抜く
・1から10まで全てやろうと思わない
・優先順位を決めること
例えば…
・「平日は掃除機をかけない(ペーパーモップで代用)」
・「お弁当が作れない日はパンでOK」
・「洗濯は偶数の日にする!」
など、自分なりのルールを決めておきます。
人によって我慢できるポイントや後回しにしてもいい事柄は違いますからね。自分に合ったリストを作成しましょう。
完璧を求めすぎず「今日もみんな元気に過ごせた」ことを大切にしましょう。
家事時短に関するポイントは、以下の記事でもチェックしてみてくださいね!


スケジュール管理のおすすめツール|アプリと手帳の使い分け
ここからは、家族でスケジュールを管理できる便利なツールをご紹介します。アプリ派・手帳派それぞれのおすすめを紹介しますので、使いやすいものを選んでみてくださいね。(私は手帳派!)
家族との共有に最適なカレンダーアプリ3選
TimeTree(タイムツリー)
TimeTree(タイムツリー)は、予定の共有と相談を驚くほど簡単にするコミュニケーションアプリです。わが家は何年も前からコレ!人ごとに文字の色を変えることで、予定が一目瞭然◎。
ひとつのカレンダーで、決まった予定の共有はもちろん、これからの楽しみな予定の相談もスムーズにおこなえます。
新しく作られたり変更されたりした予定はアプリが自動で相手に通知するため、大切な予定を忘れたり、「言った言わない」といったすれ違いも起きません。
また、メッセージや写真共有もアプリ内で完結するため、週末の予定や今日の晩ごはんの相談など、コミュニケーションがこれ一つで円滑になります。
家族や友人、同僚など、所属するコミュニティごとに複数のカレンダーを使い分けできるマルチカレンダー機能も特徴のひとつ。
Googleカレンダー
Google カレンダーは、Googleアカウントがあれば無料で利用できるクラウド型のスケジュール管理・共有ツールです。
仕事と育児、家事と忙しいワーママにとって、家族やチームとスケジュールを一元管理し、紙の手帳やメールでの確認の手間を省きます。
ToDoリストでタスクを管理したり、仕事とプライベートなど複数のカレンダーを使い分けたり、すべての予定をまとめて表示できるため、確認漏れを防ぎます。
インターネット環境があればPCやスマホから場所を問わず利用可能で、外出先やリモートワーク中でも予定を確認・調整できるため、柔軟な働き方をサポートします。
ビデオ会議ツールとも連携でき、在宅勤務時にも便利です。
Lifebear(ライフベア)
Lifebear(ライフベア)は、カレンダー・ToDo・ノート・日記機能を一つにまとめた電子手帳アプリです。
仕事、育児、家事と多忙なワーママにとって、紙の手帳や複数のアプリを使い分ける手間を省き、スケジュールに関するあらゆる情報を一元管理できる点が大きなメリットです。
iPhoneやAndroidに対応したスマホアプリ版があり、外出先でも手軽に予定を確認・登録できるため、場所を選ばずにスケジュールを把握・調整したい方に適しています。
2,000種類以上のスタンプや着せ替えで、カレンダーを自分好みにアレンジして楽しむことも可能。
2025年12月中旬にWeb版の提供が終了し、今後はスマートフォンアプリ版の開発・改善に注力されるため、利用はスマホアプリが中心になります。
思考の整理もできるワーママにおすすめの手帳3選
Y-Style ワーキングマザーの手帳
Y-Styleの「ワーキングマザーの手帳」は、忙しいワーママが「やらなければいけないこと」に追われる日々から抜け出し、本当にやりたいことを見つけ、ワクワクする未来を叶えるために作られた手帳です。
ブランドオーナーの赤工友里氏のワーキングマザーの経験から、家族のために頑張るお母さんを応援したいとの想いで開発されました。
日々のスケジュール管理に加え、「なりたい自分リスト」などで理想を描き、具体的な行動を計画することで、限られた時間を「本当にやりたいこと」に使えるようサポート。
2018年にはAmazonなどで手帳新着ランキング第1位を獲得しており、多くのワーママに支持されています。


アクションプランナー
アクションプランナーは、佐々木かをり氏が「自分を予約する」というコンセプトで考案した時間管理手帳です。
多忙なワーママにとって、日々の生産性を高め、Quality of Life(生活の質)を向上させるための強力なパートナーとなります。
佐々木かをり氏が直接教える「時間管理講座」やサポートメールが追加料金なしで受講できるため、限られた時間を最大限に活用し、本当にやりたいことを実現する手助けをしてくれるでしょう。
2026年版は2025年12月から2027年4月までの16ヶ月手帳で、翌年度の終わりまで確認できるため、長期的な家族や仕事の計画もスムーズに立てられます。


予定がパパッと見やすいママの手帳
「予定がパパッと見やすいママの手帳 Family Diary 」は、仕事、家族、自分のスケジュールを効率的に管理したい忙しいワーキングマザーのために作られた手帳です。
家族4人分の予定がひと目で把握できるファミリースケジュールに加え、長期間対応で新年度の行事確認もスムーズに行えます。
マンスリーページは「プライベート・仕事」や「午前・午後」で書き分けられるブロックタイプで、人気のママスタグラマーによる家事や暮らしに役立つコラムも毎月掲載されます。
家族のライフプランや習慣作り、家事分担を見える化する機能ページも充実しており、職場や外出先でも使いやすいスタイリッシュなデザインで、ワーママの毎日を強力にサポートしてくれるでしょう。


次は、細々とした
増え続ける子どもの予定・プリントの管理術
子どもが成長するにつれて、保育園や学校行事、習い事、友達との約束など予定が増えていきます。
デジタル管理のコツ
保育園や学校でも、デジタルでの配信が普及してきているとは思いますが、まだまだ紙媒体も根強く残っています。
保存・記録が終わったら紙はすぐ破棄!考え選択する手間を少しでも減らしていきます。
物理的な整理方法
捨てられないものや子どもが見返すべきものは、物理的に保管しておきます。
その予定が終了したら紙はすぐに破棄!紙をため込むと室内が荒れてしまう原因になります。
夫婦で家事育児タスクを共有する仕組み作り
家事育児の分担は、口約束だけでは忘れがちです。「共有だけは頼む!」と、夫婦間での絶対的約束事にしておくと安心です。
見える化の方法
- 共有カレンダーに「誰が」「何を」「いつまでに」を明記
- 定期的な家事(ゴミ出し、保育園準備など)は繰り返し予定で設定
- 急な変更は即座にカレンダーを更新
役割分担のコツ
- 朝担当・夜担当に分ける
- 得意な家事を基本担当にする
- 子どものお迎えは曜日で固定分担
「夫婦で協力しながら保育園児2人の送り迎えをしています」という家庭も増えています。そのようなスタイルを築くには、柔軟な働き方を活用した協力体制が重要です。
朝と夜のルーティン化で自分の時間を作る方法
毎日決まったルーティンを作ることで、考える時間を短縮し、自分の時間を確保できます。
朝のルーティン例
6:00 | 起床・洗濯機スタート |
6:30 | 朝食準備・お弁当作り |
7:00 | 子ども起床・朝食 |
8:00 | 保育園へ出発 |
「私はもっと出勤が早い」という人も、その時間に合わせて自分だけのルーティンを作ってみましょう。時間と行動が見えると、心に余裕を持って行動できます。


夜のルーティン例
18:00 | 帰宅・夕食準備 |
19:00 | 夕食・お風呂 |
21:00 | 寝かしつけ |
22:00 | 自分時間(読書・ドラマ視聴・資格勉強など) |
夜の流れは、とにかくバタバタします。スーパーに寄るというミッションや、子どもの病院受診といったイレギュラーが入ることも。
そのような場合はどの行動を削るか(夕食は惣菜ダ!など)考えておくのもいいですね。


自分時間確保のポイント
どれだけ忙しくても、ワーママにとって自分だけの時間は確保すべき必須事項。もう、予定として組み込んでおいてほしいくらいです。
「自分が我慢すればいい」だと、必ずあとで歪みが生じます。
・便利家電(食洗機、ドラム式洗濯機、ロボット掃除機)の活用
・週末の作り置き調理
・ネットスーパーや宅配サービスの利用
・家事代行サービスの検討
完璧を目指さず、「今日は○○ができた」という小さな達成感を大切にすることで、心のゆとりも生まれてきます。
まとめ
ワーママのスケジュール管理は、デジタルツールの活用と完璧を求めない心構えが成功の鍵です。
家族全員の予定を一元管理し、リアルタイムで共有することで「言った・言わない」のトラブルを防げます。
また、「やらないことリスト」を作成して優先順位を明確にし、便利なアプリや手帳を使い分けることで、効率的な時間管理が可能になります。
朝と夜のルーティン化で自分の時間を確保し、夫婦での役割分担を明確にすることで、イライラが減り心のゆとりも生まれるでしょう。
完璧な母親・妻・働く女性になろうとせず「今日も家族みんなが元気に過ごせた」ことを大切に、あなたらしいワーママライフを楽しんでください。